FOR EARS 2010 BEST - K-POP

毎年年始にアップしている年間ベストですが、2010年はK-POPが聴いた音楽の半分以上占めるので、「K-POPまるごと」で個人的な総括記事を書きます。
まず前段に、9月に書いたエントリーを。K-POP中毒についての自己弁解
K-POPにはまった理由を自己分析して思いあたったのは、ひとつの音楽ジャンルに突然すっかりはまってしまったのは、2003年末からの日本語ラップ以来だな、ということ。
昨年のK-POPアイドルシーンと、2003年頃の日本のヒップホップシーンに共通点を勝手に見出すならば、「ひとつのシーンに多様なアーティストが同時多発し、割拠している」状況。「新宿のMSC高田馬場Temple ATS、大阪アメ村の韻踏合組合」みたいな言い方で、「SMの少女時代、YGの2NE1、JYPのワンガ」という言い方ができる。ヒップホップといえば、Twitterでみかけた「少女時代はK-POP界のウータン・クラン」ってたとえが好きで、グループのメンバーひとりひとりの個性が強いのも魅力。劇団ひとりがKARAの魅力を戦隊ヒーローにたとえて語るように。そして韓国の芸能事務所にはヒップホップでいうクルーに近いものを強く感じる。SM、YGは特に。
それから、K-POPを通じて、2010年らしい音楽の聴き方にシフトしたな、と実感。日々の情報、視聴(試聴)は、TwitterUSTREAMYouTubeで。一昨年12月にiPhoneを購入して、Twitter利用が飛躍的に便利になったことが大きい。K-POPアイドルの主な活動舞台は毎週放送されている韓国の音楽番組(KBSミュージックバンク、MBCショー!音楽中心、SBS人気歌謡、等)で、放送と同時にUSTREAMで海賊放送され、終了後にはYouTubeにどんどんアップされ、Twitterを介して情報が交換される。新曲のたびに、サウンド、ダンス、コンセプト(衣装など演出)ががらりと変わり、イメージを更新していく(日本だと80年代の「ザ・ベストテン」を最後に失われてしまってる歌謡ショー文化が現代版にアップデートされてよみがえったかのような)。4Minuteが先鞭をつけた日本進出などトピックも豊富で、スピード感、ライブ感がすごかった。K-POP韓国盤パッケージ商品がどれも豪華な仕様である一方で、所有音源を聴くのはもっぱら自宅でiTunes、通勤時にiPhoneで、K-POPを聴くうえではパッケージの相対的地位の低下を実感せざるをえなかった。日本のiTSにはK-POP登録曲数が少なくて、Mnetでのダウンロードにも手を出した。
K-POPにはまるきっかけとなったミュージックマガジン2010年3月号には心から感謝。いまだに読み返します。

↓から、iTunesでの再生回数が多い順に、K-POPらしく(?)YouTubeでアーティスト別にまとめます。