2013年その他の愛聴作


小林泉美 / Coconuts High
1981年作の2012年再発(タワーレコード限定)。ジャケ買いw トロピカルなフュージョンだけど、歌ものや、かちっとした楽曲が多くポップス的。このあとで同じく再発された小林泉美&Flying Mimi Bandも買ってよく聴いたけど、一番気軽に楽しく聴けるのはこの1stソロだった。
♪ http://www.youtube.com/watch?v=HLyXoncX5gs

Andre Solomko / Ou es-tu maintenant?
フィンランド発のアーバン・メロウ・グルーヴ。非の打ちどころがない…。レアグルーヴ/渋谷系の亡霊的な。2013年のベスト1を選べといわれたら、Fred Hersch & Julian Lageと迷いつつ、こちらを選ぶかな。近所のビジネスホテルのカフェ(空いてる)で持ち帰った仕事をしている間こればっかり聴いてる時期があったので、その風景と強くひもづいてしまった。2013年にぼくのiTunesで最も再生回数を稼いだアルバム。
♪ http://www.youtube.com/watch?v=2dPmuMB0cPY
♪ http://www.youtube.com/watch?v=T_TYIpeD43M

Mateo Stoneman / Mateo
♪ http://www.productiondessinee.com/catalogue/pd045_pdlp007_mateo_stoneman.html

Josephine Foster / I'm A Dreamer
♪ http://www.youtube.com/watch?v=4y8KdETWOjc
♪ http://www.youtube.com/watch?v=NfdBZUFWHFs
マテオ・ストーンマン「マテオ」とジョセフィン・フォスター「アイム・ア・ドリーマー」の2作は、ジャンルや時代、地域を超越した「歌」だ。ただ、マテオは奥さん・友人に聴かせてもらって2013年に初めて聴いて、来日公演は少し前に終わったばかりだったのに対して、ジョセフィンは僕自身が長く熱心なリスナーでいて、2013年待望の来日公演を手ぐすね引いて観に行くことができた、という点が僕にとって対照的。
「マテオ」は2004年録音の2010年日本盤発売。キューバン・ジャズボーカル〜ボレロ、というジャンル区分になる。珍しく奥さんが買ってきて、また友人も好きだということでそれなりに高まった期待を裏切らない内容だった。まっすぐで、つっこみどころがないスタンダード感ある歌。2013年は新作(3rd)のリリースもあったけど、一番いいと思ったのはこの1st。2013年の来日公演は観逃がしたけど、2014年3月、再び来日公演があるとのこと。
「アイム・ア・ドリーマー」は、ジョセフィンの2013年来日公演後に届けられた最新作。近作にはあまり新鮮味を感じられなくなっていたのだけど、ナッシュビル録音の本作は、ジョセフィンの“スタンダード”を感じる歌のアルバムで、強さのある音楽だと思った。音色(特にピアノ)があたたかく生々しい。

Rhye / Woman

Quadron / Avalanche
デンマーク出身のプロデューサー、ロビン・ハンニバルによる2作。メディア選出のベストととの接点はこれくらいかな。エレガントさと、コンパクトさだよね。Quadronの方を特に自宅でよく聴いた。

Torn Hawk / 10 For Edge Tek
PPUのビジュアルをてがけるLuke WyattのTorn Hawk名義CD。2013年選出のベストで唯一変態ぽい音楽。歪んだ音とエディット感がとても落ち着く。このエントリ用に検索したら、同時期に本人名義のアルバムも出していたことを知った。

Rokia Traore / Beautiful Africa

Ilaiyaraaja Feat. Malaysia Vasudevan / Ilectro
ワールドミュージックで印象的な2作。マリの女性SSWの2013年作。端正でタイト。「コリウッド」と呼ばれる南インド映画の音楽をてがけるイライヤラージャ楽曲のコンピレーション。聴きながら「えっ」となるすっとこどっこい音楽。

Brown Eyed Girls / Black Box
活動曲はいまいちだったのだけど、アルバムはコンパクトに良曲が並んでいてよかった。関与度は調べていないけど、メンバーがわりと作詞作曲にかかわっているみたい。