2011/8/14(日)
柴山シンジ with 山田隆司、西滝太+大野雅彦、杉瀬陽子
難波ベアーズ

杉瀬陽子

西滝太(PARA)+大野雅彦(SOLMANIA)
キーボードとギターのセッション。序盤は、金色の(に感じた)ドローンで、そこからノイジーな展開。とはいえ、出音の半分はキーボード、という性格からか、ノイズ、にはならず。少しの間、シルバーアップルズみたいなレトロフューチャーなシーケンスが入ってきてかっこよかった。

柴山シンジ with 山田隆司
朝顔、第五氷河期(休みの国)、七つの海、瞳を閉じて(荒井由実)、星のあつまり、あなたを捨てる、うたのあとで、渚のわたし
ひさしぶりに柴山さんの歌聴きたいな、と思って、あまり気にしていなかったのだけど、なんと3年ぶりのライブとのことだった。竹田さん抜きの、柴山さんのライブ、というのは一度くらい観たことあるかもしれないけど、印象に薄い。渚にてのレパートリーを中心に演奏された今回のライブは、呼吸をあわせる相手がベースの山田さんしかいないこともあって、観ながら『男の渚にて』だ、と思った。
「今日が歌う機会になった」と演奏された2曲のカバー。「第五氷河期」「瞳を閉じて」とも、渚にての歌とは一線を画す曲想で、ライブ前半のアクセントになっていた。
3年ぶりのライブ、ということで初めてライブを観に来たお客さんもいたのでは、と想像するけど、初見のお客さんに聴かせるには演奏はいささかゆるすぎたかも。と思ったのはアンコールの「渚のわたし」で、オリジナルバージョンのアレンジを拙い演奏で追いかけたり、最後のサビで、調子外れの高音をはりあげたりと、ひさびさに聴く名曲に浸っていたところちょっと興ざめしてしまった(翻って、相変わらず、とニヤニヤしてしまった)。