2010/6/18(金)
The Raincoats、少年ナイフ
十三ファンダンゴ

少年ナイフ
過去観たライブは2回で、2回ともフジロック。至近距離で観るのは初めて。そして念願の「コンクリート・アニマルズ」を初めて生で聴けた。大好きな曲で、今も頻繁に演奏されているのは知っていたけど、感無量。観に来た甲斐があった。まわりにいた少年ナイフファンが「おー」と声をもらすくらい珍しい初期曲も演奏されたみたい。直子さんはレインコーツがとても好きで、初期曲には直接影響を受けていたそう。「バナナチップス」「スシバー」などなど馴染みのある曲も演ったし、今年出た新譜からももちろん演ったし、演奏曲数多くて大満足。直子さん以外のメンバーは初めて。今年加入したドラムは、元ニーハオでほかにたくさんバンドに参加してるれおさん。前後にぶんまわされるキッズの後頭部を左手でふせぎながらぼくもそこそこにのってた。

The Raincoats
実際に演奏が始まるまで、正直あまり期待していなかったのだけど、1曲目「No Side To Fall In」のハイテンションなバイオリンにリズム、音とコーラスの瑞々しさに驚いて、一気に引き込まれた。シンプルなロックンロール、トライバルなリズムが印象的な曲、ちょっとアバンギャルドな曲、といろいろあるけれど、どの曲も等しくおおらかさ、あたたかさを感じさせてくれた。機材トラブルの復旧中、お客さんからの質問を受け付けたり(「20年待たせたけど、これからは毎年来るから」とか)、アンコールではリクエストを募ったり、コミュニケーションの多いリラックスした楽しいライブ。アンコールは演奏2度目の曲も多かった。

「コンクリート・アニマルズ」

この「No Side To Fall In」はアンコールの方ですね。