2009/12/5(土)
Vermilion Sands
十三ファンダンゴ

ドリンク代だけの予約制フリーライブ。開演時刻を少しすぎて入場。すでに演奏ははじまっていて、ステージには幕がはられていて、映像が投影されている。その幕ごしにバンドメンバーのシルエットも少し見える。演奏終了は21時で、ほぼ1時間。最後まで幕がおろされることはなかった。映像は到着したときは津波の映像。幕のむこう側のバンドの映像や客席側の映像もときおり映り、そのほか山火事ぽいの、戦争ぽい映像など。終演後、入口でもらったチラシを見て知ったのだけど、このフリーライブはライブ盤のための公開録音だったみたい。ステージと客席を幕で隔てていたのもそのためだったのかな?(それでも正直理由がわからない) というのも、やはり演奏するバンドと直に接してこそ高揚感の得られる音楽だと思うので、映像ごしの今回のライブはバンドの熱、迫力が半減してしか伝わってこなかった。客をアジテートするようなポルナレフ氏の詩、腕をふりかざすポーズを幕ごしに見てもなあ、と。とはいえ、1曲目の重厚で攻撃的なリフが、ライブの最後に再びあらわれる“60分パッケージ”(レコーディングゆえの)な構成と、その間の緩急のある展開は、交響曲プログレ大曲をじっくり聴き終えたようなすっきりした満足感があった。