2007/2/9(金)
関西フィルハーモニー管弦楽団 第190回定期演奏会 〜ノスタルジー
指揮 飯守泰次郎
ピアノ独奏 横山幸雄
ザ・シンフォニーホール

シベリウス交響詩フィンランディア」作品26
伊福部昭:ピアノとオーケストラのための「リトミカ・オスティナータ」
ショスタコーヴィチ交響曲第5番ニ短調作品47
一番安いB席券を買ったら、ステージ真後ろ、オーケストラを上から見下ろして指揮者と面向かいになる座席。指揮者のアクション、表情などよく見えて面白い。内心やっぱり前から観たいかもと思いつつ。伊福部の曲は、フロントにピアノを据えたセッティング。楽譜めくるだけの人。ピアノかっこよかった。尺が20分くらいで、変拍子のテーマフレーズの反復を軸に静動静動という構成からプログレとして聴いていいと思う。最後の緊張の一瞬はたまらなかった。ショスタコーヴィチ交響曲は初めて聴く。パンフには「悲劇的な無力感」「まさに民族の犠牲の流血を目の当たりにするよう」「最後は完全な勝利のうちに終わります」などかなりアゲアゲな解説が書かれていたけどそこまで扇情的、というわけではなかったかと。交響曲の体裁のなかで、ところどころひっかかるパートがあって、聴いていて面白かった。