for_ears2005-11-15

Mats/Morgan/On Air With Guests
ラジオ用ライブ集だと思います。さわやか超絶ジャズロック
メーカー様ご招待で、上原ひろみのライブに行ってきました。会場は難波ハッチ。コピーは「元気の出るピアノ」なので、ハートウォーミングな曲をなごやかにやるジャズだと思ってたら、全然ちがって、超絶技巧ピアノ・ジャズ/ピアノ・フュージョン/ピアノ・ジャズロックでした。作曲も、メロディはべたといえばべたなんですが、複雑に展開した後に終わると見せかけてまだ続くくどい楽曲の応酬。好きなのか、鍵盤低音部をリフレインさせる脅迫感あるフレーズが頻出(マグマとかストラヴィンスキーを勝手に想起)。休憩を挟んでから後半の怒涛の2曲メドレーが圧巻でした。予備知識なしの一見を驚かせられました。本編ラストのリターン・オブ・カンフー・ワールド・チャンピオンは、「これか!」とハッとした反復シンセリフのたたみかけ曲。MATS/MORGAN!(MAG2で阪上さんに書いていただいたレビュー参照) 編成はピアノ、ベース、ドラムのトリオで、近年見たライブの中でも最もテクニカルな内容でした。ベースの音がもっといかつかったら完璧なんですけど、それじゃ本当にジャズロックになっちゃいますからね…。演奏のうまさだけでいうとマグマよりうまかったと思います(マグマは技巧がどうこういうバンドじゃないですが)。マッツ&モルガンは、とにかく演奏が超絶だったという記憶がありますが、今回がそれを上回ったかどうかはちょっとわかりません。時間を経るごとにヒートアップする上原嬢のアクションもかっこよかったです。CDになるとあんまりになるタイプの音楽なのかも(未聴ですが)。ライブおすすめです。聴きたくなったのでマッツ&モルガン↑聴いてます。