SM2013


f(x) "Rum Pum Pum Pum" at Music Bank 130830

SHINee "Everybody" at Music Bank 131220

EXO "Growl" at Music Bank 131220
SMエンタテイメントの2013年は、東方神起、Super Juniorの活動がなかった。元旦に少女時代が「I Got A Boy」でカムバック。同曲には特にはまった。詳細は1年近く前に書いたひとつ前のエントリーにて。
f(x)。曲とかパフォーマンス以前にメンバーそのもののタレント的魅力に圧倒されて、他グループのパフォーマンスと続きで観るとはっきりした差異を覚えて驚く。2013年の活動曲「Rum Pum Pum Pum」もf(x)が打ち出されているエキセントリックなイメージに照準をあわせて作られている。ミュートされたギターのループを核に、メリハリをつけたマーチング風のビートと声(ボーカル・ラップ・コーラス)という限られた素材で組み立てられた、ブリコラージュ音楽のように思える。衣装はカジュアルブランド着用のカラフルなパターンと、制服パターンがあり、どちらもいい。アルバム「Pink Tape」では、「Airplane」の方をよく聴いた(サブ活動曲がなぜか昨年の「Jet」につづけて飛行機ネタ)。
SHINeeは2013年は韓国での活動曲3曲に加えて、日本でもリリースとツアーを行って活発な印象。10月発表の「Everybody」は特に振り付けが強力(昨年の「Sherlock」の振り付けも手がけたトニー・テスタが引き続き担当)。イントロ、寝転んだ状態から放り投げられていきなりハイテンションダンスがデフォルトとか、ぶっとんでると思う。おもちゃの兵隊コンセプトの衣装よりも、普段着の練習動画の方が振り付けの異常性が伝わってきていいかもしれない。
そして2013年のSMの顔、ひいてはK-POPの顔となったと言ってもいいEXO。「Wolf」「Growl」のパフォーマンスを大人数で繰り広げて、2013年商業的に最も成功したK-POPグループとなった。特に「Growl」でEXOは2013年のK-POP各アワードを総なめにしている状況。EXOの躍進は同時にK-POPグループの世代交代を示唆しているかもしれない。僕はEXOのメンバーを一人も知らず、ついにK-POPの最新流行を追いかけきれなくなったと実感した。