T-ARA N4 「전원일기(田園日記)」


MV Dance Version

MV Drama Version
2013年発表のK-POPで一番はまった楽曲はT-ARA N4「田園日記」でひとまず確定。1曲に詰め込まれた仕込み(つっこみどころ)がとにかく多く楽しませてもらった。モチーフとなった「田園日記」は韓国の国民的長寿ドラマとのことで(過去に20年以上放送された/日本でいうと「北の国から」みたいな感じなのかな)、この曲では、ドラマのメインテーマのフレーズを引用している。MVはダンスバージョンとドラマバージョンがあり、特にドラマ版は2012年ワールドヒットとなったPSY「江南スタイル」の監督を起用し、バラエティ感があって面白い。ドラマ「田園日記」のキャストや、タレントやコアコンテンツの同僚が出演、また「青春不敗」で親しんだヒョミンのモンペ姿が再び見れてうれしかった。楽曲中、メインのT-ARA N4より目立つラップパートに事務所後輩のボーイズグループSPEEDからテウンがFeat.参加。終盤は韓国伝統音楽サムルノリのアレンジが高揚感を演出(ドラマのモチーフ引用だけで十分なのに演出過剰、だが、それがいい/以前披露したサムルノリ共演版不協和音すごいポピポピを思い出した)。そしてこのT-ARA N4は、未加入メンバー・ダニとともになぜか渡米しプロモ活動。ダニと親交があるというクリス・ブラウンのパーティーで行ったパフォーマンスは動画で見る限り白けた雰囲気で、屈辱的だという論調のニュース記事にもなった。T-ARA N4がクリス・ブラウンに韓国の陶磁器をプレゼントするこの写真がたまらなくシュール。その後、最年少のアルムはT-ARAを脱退し、T-ARA N4も活動中止となった。アルムの脱退も、昨年のファヨンのときに引き続き後味のわるいものとなった(アルムがSNSで発信した意味深な発言についてニュースとなった。link1 link2)。T-ARA N4以外のT-ARA年長メンバー(キュリ、ボラム、ソヨン)はユニットQBSとして日本で活動、発表した楽曲がまた「風のように」という安っぽいタイトルで。K-POPのダーティサイドも含めた全方位で目が離せない(つっこまずにいられない)T-ARAは2013年も最高だった。