2010/10/26(火)
Grouper、Lau Nau、Islaja、Antti Tolvi、omoidemaigo
西九条FLOAT

omoidemaigo
演奏中に会場到着。満席で会場後方へ、手元見えず。オルガンぽい、冷たい感じのドローンから、後半自然音のコラージュ。

Antti Tolvi
30分弱のピアノソロ。メロディ、というよりはタペストリー。やわらかな音符の洪水。あまり不協和に聞こえる箇所がなかったので、そのための技で演奏していたのだと思われる。イランの古典ピアノ音楽を少しだけ彷彿したほか、ソニックユース「ダイヤモンドシー」の後半部分こんなんじゃなかった?と思って久しぶりに聴いたら、けっこう似てた。

Islaja
トラック+ボーカルのパフォーマンス。3年前に観たライブよりも、洗練され、楽曲1曲1曲をはっきり印象づけられた。パフォーマンスのスケールは全然ちがうけど、「ダークなビョーク」と言っても遠くないと思った。前回観たとき引き込まれ、じわじわ熱くさせてくれた要因である、先の読めないアブストラクトさは後退していて少々残念。

Lau Nau
あわい色彩の映像をバックに、ギターの弾き語りと、エフェクト、ループ、オモチャ楽器(ノーズフルート)を使ったかわいらしい曲など。徹底してダークなイスラヤの直後ということもあり、ちょうど反対の、陽性の印象をもった。ポップな曲はあまりなかったと思うけど、軽やかな印象。

Grouper
映像は光の明滅。エンヤに深ーくリバーブをかけて残響だけ残したらこうなるかも、なちょっと聖歌合唱ぽいニュアンスもある、音量の小さなドローン。元の材料はギターと声だけ、かな? 音量や、音像はあまり変化なく、演奏開始から40分経ったあたりで退席した(近くの白雪温酒場に行きたくなった)。