2009/11/3(火)
ウィスット・ポンニミット展/音とアニメ」
ウィスット・ポンニミット細野晴臣、内橋和久
京都国際マンガミュージアム

ウィスット・ポンニミット(以下タムくん)のマンガ/イラストは見知っていても、映像作品は見たことがなく、彼が自身のアニメに生演奏でBGMをつけるライブを行っていることも当日初めて知った。15分ほどおして始まったイベントは、数曲、タムくんのソロ。かわいらしさよりもグロさの方が印象に残るアニメに、きっちりピアノであわせる。上映されたアニメは、おそらくタムくんの生演奏つきで観るのがベストなはず。
細野さんと内橋さんが登場。細野さんはピックアップつきのアコースティックギターサンプラー的な機材(?)、内橋さんはダクソフォンとたぶんギター。僕の座席からは細野さんしか見えなくて、タムくん、内橋さんの手元はよくわからなかった。
タムくんのアニメに即興でBGMをつける、という試みのときは、細野さんはほとんど何もしていなかったような笑。最初はギターで簡単なコードを弾いたり、手元の機材で音出ししていたけど、イベントが進むにつれ、だんだん手数が減っていった気がする。一方の内橋さんはスペイシーだったり、枯れた感じだったり、リズムをつけたり、映像にあわせてきちんと演出。
細野さんの弾き語りも、タムくんのアニメと交互に数曲披露。「Smile」「Love You」(だったかな、あいまい)「ろっかまいべいびい」「(エルビスのカバー)」「アーユルヴェーダ」など。細野さんの弾き語りに、タムくんがライブでスケッチブックにイラストを添える(スライドでスクリーンに投影)という演出もあった。何度も繰り返し描かれた「ほそのくん」に会場がなごんだ。
最後のアニメは「うんこ」。イベントの終わりに、細野さんの伴奏でタムくんが歌う「風の谷のナウシカ」(これはアンコールに用意していたのを、急いで演ったのかな)。ゆるい進行のイベントで、終了予定の19時半を1時間弱すぎていた。
あまり広くない会場に300人がぎっしり。整理番号が後ろの方だったお客さんは立ち見。細野さんを観るのは初めてで、誘ってくれて、昼イチから整理券のために並んでくれた友人に感謝。