2009/2/10(火)
STEREOLAB
心斎橋クラブクアトロ

95年に初めてCDを買ってから、「エンペラートマトケチャップ」〜「ミルキーナイト」の時期は特に熱烈に好きだったステレオラブのライブを初めて観た。ヴェルヴェットアンダーグラウンドよりも、ノイ!よりも、ブリジット・フォンテーヌよりも、マーティン・デニーよりも、ガレージサイケよりも、プログレよりも、ニューウェーブよりも先にステレオラブを聴いたなー、と、ステレオラブの元ネタというかルーツになっているいろいろな音楽が次々によぎって、自分の音楽遍歴が目の前で演奏しているバンドに集約されているような妙に感慨深い気持ちで始終観ていた。トリプルキーボードで、ときどきハウる意外と鋭い、ノイジーな音。ほとんど4小節のパターンの組み合わせでできている音楽で、短めの曲を次々演奏。バンドもお客さんもノリノリで楽しく体を揺らせた。「ピンポン」「キベレーの幻想」「フレンチディスコ」ほか普通に演りそう聴きたいと思ってた代表曲も思いつく限りもれなく聴けた。ライブはアンコール終了まで約90分。大満足。6人編成のバンドメンバーの立ち位置がほとんどいっしょで、あらびき団で見たキュートンを思い出した。